4月17日お部屋を契約する際に必要な費用とは?

敷金・礼金・仲介手数料・・・。あなたはその意味が分かりますか?

みなさんこんにちは。
安里駅前不動産のKO-JIこと山城幸司と申します。
みなさんは、お部屋を借りる際に必要な費用の内訳の内容をご存じですか?


私が初めて部屋を借りた大学生の頃は、契約時にかかる費用の内容を理解せず部屋を借りた覚えがあります。


当時は、オーナー様との直接契約で、細かいことを気にしないオーナー様でしたので、大きなトラブルはありませんでしたが、通常、お部屋を借りる際には契約を交わしますので、その契約に従って部屋の利用をする必要があります。


入居者にとって不利な契約にならないためにも、費用の細かい内容を理解していただく必要があります。



それでは早速ご紹介いたします♪



①敷 金(保証金)・・・入居時にお支払い

敷金とは、通常、借りているお客様が賃料の未払いや不注意により、部屋に損傷を与えたり、破損させた箇所がある場合の修繕費用や、損害賠償等の債務を担保するためにオーナー様に預けておくお金です。

よって、明け渡し時に、オーナー様に対して負担すべき債務がない場合はや余剰金がある場合は、お客様に返還される性格のものです。入居している間に目減りするような項目ではありませんのでご安心ください。


②礼 金(オーナーへの御礼金)・・・入居時にお支払い

私が一番納得いかない項目。それが礼金。お部屋を借りるだけで、オーナー様のお礼金として支払われる意味の分からない慣習。

逆に、借りてあげるんだから、入居時に祝い金として頂きたいお客様もいてもいいはず。お部屋を借りる際は、できるだけ礼金無いお部屋の選んでいただくことをお勧めします☆彡


※築浅や駅近のお部屋は希望する方が多いので礼金を設定していることが多いです。


③共益費・・・毎月のお家賃と一緒にお支払い

一般的に、共用部分の定期清掃や、消耗品の取り換え、建物の修繕、エレエーター等の維持費や電気代に充てられます。主に賃貸住宅の建物の管理費用=共益費となります。

では、管理費呼ばれているのは一体なんでしょうか?一般的に、分譲マンションの月々の管理費用としての項目になります。

分譲マンションの管理費は、毎月積み立てで、年間の予算が割り当てられ、余った分は来期に繰り越しされます。ちなみに、賃貸の共益費のあまり分は、建物オーナーの利益になります。

え?オーナーの利益?

そうなんです。ですので、相場よりも高すぎる共益費は、故意に設定している場合がありますのでご注意ください!


④借家人賠償保険(火災保険加入は強制です)

お部屋を借りる際は火災保険の加入が必須となります。

建物の構造等により、保険の金額が変わってきます。火災保険という項目になっておりますが、どちらかというと住まいの総合保険と考えて頂いたほうがわかりやすいです。

お部屋の空き巣に入られた、不注意で家具や家電等を破損してしまった場合などの保証も受けられます。最近では、屋外での自転車で起こした事故の賠償保障なども付いていることが多いです。

また、地震保険は、災害時の家財保険の意味合いが強いので、こちらは任意となります。※火災保険は必ず入ってください!


入居時の不意なトラブルの際に困るのはご入居者様ご自身です。


◎例外編

敷 引(償却)・・・一定の費用を退去時に敷金から自動的に差し引く金額

敷引とは、あらかじめ合意された契約に基づいて、敷金の一部を敷引金(償却金)として返却しない取り扱いをするものです。契約時に、『○〇年以内に退去する場合は敷金を返却しない』などもこちらの項目に該当します。契約時にはしっかりと確認するようにしましょう!

※合意のもと半分は戻ってこないというケースも多々あります。



さて、いかがでしたでしょうか?


今回紹介した項目は、最低限、お部屋を契約する際に必要な項目となります。こちら以外の項目が、見積書に入っている場合は、任意での契約である場合が多いですので、見積書を確認する際にご活用ください☆彡


入居者が希望していないのにも関わらず、消火器具や除菌サービスなどを付ける会社も多数存在します。無知は身を滅ぼします。しっかりお勉強ください♪



今回の記事を書いた人

安里駅前不動産株式会社
Roomフォトグラファー
KO-JI

2020/4/18