4月21日マンションの管理方式

管理方式で変わるマンションの健康状態

こんにちは。
安里駅前不動産(株)KO-JIこと山城幸司と申します。

本日はマンションの管理方式についてお話したいと思います。
みなさんはマンションの管理方法にいくつか種類があるのはご存じでしょうか?


マンションの管理方法によっては、将来売却する際に不利になるケースもありますので購入前に”要”確認する必要があります。しっかり勉強しておきましょう♪


それでは説明に移っていきます。
マンションの管理方式には大きく分けて3種類あります。


1.居住者の直接管理方式(自力管理)
2.管理会社へ全部委託方式
3.一部の業務を管理会社へ委託する方式(一部委託方式)


どちらの方式にも、メリット・デメリットがありますので、詳しくご説明いたします。


1.直接管理方式(自力管理)
直接(自力管理)方式は、管理組合がすべての業務を自ら担当して行う方式です。管理費は少なくて済みますが、組合員(区分所有者)に相当の負担がかかってしまいます。


私が過去に経験した例をご紹介すると、自主管理の場合、管理費・修繕積立金・駐車場使用料の滞納が多く、マンションを売却する際に、建物全体の滞納額を見た購入予定者が購入を断念したケースがありました。


月々の管理費が安くなるのはメリットですが、支払いの滞納や、管理が行き届いていないケースがありますので、売却時にその分値段が下がる可能性があります。


2.管理会社へ全部委託方式
全部委託方式は、すべての業務を管理会社に委託して行わせる方式です。組合員の手間は少なくて済みますが、管理費が高くなります。


全国でも大手の○○’マンションは、沖縄でも数多く建てられていますが、管理員が毎日清掃や管内循環などを行うので、管理費がとても高いのが特徴です。


当然ですが、管理の質は非常に良く、屋内・屋外ともにいつもキレイです。また、私がお部屋のチラシを集合ポストに投函していると怒って、中から出てきます(`д´)。怒らなくてもいいのに (=´ᆺ`=)


管理費の額が、他のマンションに比べて、5000円高いということは、現在の金利計算で約200万円の住宅ローンを支払っていることと同じことになります。


3.一部の業務を管理会社へ委託する方式(一部委託方式)
一部の業務を管理会社に委託する方式は、マンションの経理やエレベータなどの点検などを中心に管理の一部を委託する方式です。


マンションの清掃員等は委託した管理会社が別で雇っていただくので、その分経費が削減できます。また、定期的な修繕等は年に何回か開催される総会で決定するので住居者の意見が反映されやすく、私のおすすめする管理方式の一つです。


現在、私が住んでいるマンションは、購入する以前は全部委託管理となっており、管理費がなんと25,000円程度していたようです。5年ほど前に一部管理に変更したところ、現在は1万円程度に減額。月々の固定費用が下がることにより、売却する際のデメリットも抑えらえれるので安心です。



いかがでしたでしょうか?



修繕積立金は、将来の修繕のために使用する費用ですので、高くても仕方ありませんが、管理費については、管理員の人件費などに充てられてしまうので消えてなくなってしまいます。



減らせるところは減らして、将来のために蓄えていたほうが、いざというときに安心です。一生に一度の買い物という方も多いはずですので、真剣にご検討ください。



今回の記事を書いた人

安里駅前不動産(株)
Roomフォトグラファー
KO-JI

2020/4/21